2012年10月10日水曜日

Episode1-(8) Ignorance is bless.-3

地区予選(県大会)の前の月の3月。厳しい稽古は続きました。
全ては大会で勝つために....とまでは思っていませんでしたが、善処しようと頑張りました。
厳しいと言っても、それはオヤジ目線であって、1000本突きとかスクワット蹴り100本とか、そういう事をしていたわけではありません。休まずに、そして、春合宿もそうでしたが、本来稽古の無い日にも稽古に打ち込みました。稽古の頻度が上がるだけでも、オヤジにはきついのです。

ところで、県大会には団体戦があります。3人一組で参加します。以前にも言いましたが、大会に出場する大人総勢3名、GARI君とNAOさんと私で組手と形両方出場することになっていました。

組手は先鋒、次鋒、主将の順で組手をするので、とにかく個々人が頑張れば良いのですが、形はそうはいきません。3人の息がピッタリ合っていないとなりません。仕事の都合などもあり、なかなか3人揃うことは無かったので、たまに揃うと、必死こいて合わせる練習をしました。
先生が選んでくださったのは「十手」という形だったのですが、これが、特に楽なわけでも簡単なわけでもありませんでした。唯一良い所は、「とにかく短い」ということです。3人揃うことがあまり無かったので、揃えやすいようになるべく短い形にしようという配慮だと思います。時間、時期、メンバなどなどを考慮すれば、ベストチョイスだったとも思います。
(確かに、茶帯もいて、こういう時によく使う形は2種類あると思います。ただ、どちらも、みんな見慣れているし、粗が目立つところはあると思います。まぁ余計な話です。)

毎月第四土曜日は、いつもの場所が都合により使えないため、公式には「休み」ということになっていますが、祝日が重なるでも無い限りは、休んだ事はありません。大概どこかを借りて稽古します。3月の第四土曜日は、初めて区の「市民館」というところに行きました。まだ新しく綺麗な上、大きな鏡があり、何しろ空調があるというすばらしい会場です。手すりまであるので、モダンバレエ....じゃなくて初心者が廻し蹴りの練習をすることにも適しています。
ここで、3時間、前半は通常の稽古で、後半は試合のリハーサルをしました。
形の個人戦は例によって、トーナメント方式で、2人ずつ戦い、勝ち抜けていきます。
本番のように、2人ずつ、その場でランダムに告げられた型を演じました。

それから2週間後、ついに地区予選となります。私にとって初めての公式戦。そして我らが道場が1月に支部として独立してから初めての試合です。

0 件のコメント:

コメントを投稿