2012年8月13日月曜日

Episode1-(6) Ignorance is bless.-1

なんとなく、試合の直前は緊張のあまり、「もう試合なんか出るもんか」と思うのですが、試合の後は、「今度こそは....」と思ったりして、同じ道場の20代前半の青年であるGARI君に「地区予選」に出ましょうと言われ、それがどんな試合かよくわかっていないまま、快諾しました。師範に話すと、これまた特にコメントが無く、「そうですか。出ますか?」と言われただけでした。

ただ、その大会のレベルが低くない事は肌で感じていたので、「形だけ出ます」と言ったら、「ウチは認めません。組手とセットです。」と言われました。渋々組手も出場することになりました。
さらに、前の親善大会の組手で、優勝していたNAOさんも入れて、3人で団体戦に出ることにもなりました。

「おやじの大会」(正式名称は違います)もそうですが、予選を勝つ見込みが無くても、決勝用の形の練習はバッチリするのが、ウチの道場です。決勝で使う形を選ばなくてはなりません。私は「慈恩」は親善大会でもやったし、ちょうどこのころ、教本やYouTubeの動画を見て、「観空大」の順番を思い出していたので、恐る恐る師範に申告すると、「オヤジがやる形じゃない」と言われました。確かに、挙動数は多いし、動きは大きく速いし、とてもきついのは確かです。ただ、「オヤジには無理」という単語に強く反応してしまうところがあり、そのまま通してしまいました。こうして、4月の地区予選まで、多分使わないであろう形の稽古を必死こいておこなう事になります。

こうして、今度は「地区予選対策モード」になったわけですが、年が明けて2012年。「倶楽部昭和」の忘年会などのイベントを無視すれば、まずは、地区予選と同じくらい大事なイベントがありました。昇級審査です。ここで1級をとらないとなりません。流石に「観空大」は未完成だったので、「慈恩」で受審し、なんとか昇級しました。これで段審査を受ける権利を得た事になります。

昇段試験よりは、地区予選が先にあるので、地区予選対策モードに再度戻ります。

2月それほど寒さが厳しく無かった寒稽古を経て、

3月には、強化合宿に参加。
オヤジにはきつい稽古が続きました。