2013年1月21日月曜日

Episode1-(9) Ignorance is bless.-Final-.

そして、4月8日、伊勢原体育館にて、県大会を迎えました。

午前中は形、午後は組手。

午前中の形はGARI君が2回戦進出した以外は、初戦敗退。
団体型も最下位。

昼食後、この結果を踏まえて、かなり強めのアップ。
前日までのハードの稽古の疲れもあり、本当に疲れてしまいました。もう試合当日は一切練習なんかしないと思いましたが、この「アップ」には、体を温め、ほぐす意味以外にもう一つ大事な意味があることを、この2ヶ月後に知ることになります。

そして、午後の組手。
まずは団体戦。某大学。略すと「某大」を相手に、先鋒GARI君、次鋒NAOさん、主将私で臨みましたが、ストレート負け。
後で写真を見ると、私の顔面を上段突が直撃していました。ほとんど痛く無かったので、やはり上手いと思いました。

そして個人戦。
GARI君は二回戦まで進みました。一回戦目は勝ちましたが、鼻を殴られて流血していました。
NAOさんは確か不戦勝で二回戦に進みましたが、目を殴らえてしばらく中断していました。
秋の「オヤジの大会」のときもそうでしたが、大人の大会はおっかないと、ただただビビりまくっていました。

そして私の個人組手。一回戦敗退。
とにかく長い試合でした。いつもだったら、とっととやられてしまって終わるのですが。
お互い一本をなかなか取れず、あまりの長さに、こともあろうか組手の試合の最中に「帰りたい」と思ってしまい、自分でも可笑しくなりました。
技ありを1つ取られ、さらに「無防備」という反則を取れらました。こんな滅多見る事の無い珍しい反則自分でやってしまうとは驚きました。相手の猛攻につい背中を向けてしまったのです。主審の先生が吹き出しながら反則を言い渡していました。恥ずかしい。
そして時間切れ、判定負けでした。

こうして全試合が終わった後、審判をしていて、ちょうどそれが終わった師範のところに報告に行きました。

「いや、出ただけでも大したもんですよ。普通(そのレベルで?その歳で?両方?)出ないですよ。」

と言われて、目が点になりました。このタイミングで、やっとそれをおっしゃるとは、ウチの師範は本当に面白い人だと思いました。

まぁこう言われて、この試合は全国大会につながる、いわば「公式戦」であることを、強く認識しました。
そして、当たり前のように「来年も出よう」とか企てている自分がそこにいました。
さらに帰りの車の中で、感想や反省や来年に向けての対策を話し合っている、とても楽しそうな三人がいました。